Thrombectomy✖️INE✖️夢
七輪で焼いたホルモンを食べながら、喉に突き刺さるような強炭酸のハイボールを飲みたいImaTakです。
ども。
カンボジアでは美味しいホルモンが食べられないんですよ。
何よりケモノくさすぎる。処理が悪すぎる。餌も悪いのかも。
誰かプノンペンで美味しいホルモン屋をやって下さい。
通います。
さて、突然ですが、皆さんカンボジアの平均月収をご存知ですか?
約200-300USDと言われています。
屋台で焼きそばを買えば2500-300リエル(1USD=4100リエル)。
ローカルレストランで食べても2-3USD
自炊もマーケットでクメール語が話せれば安く食材も買えるので安くすみます。
そのような生活をしている人々が急に病気になったら・・・
もし、脳梗塞になったら・・・
心筋梗塞になったら・・・
私はINEとしてカテーテル看護を東南アジアで行いたい!
カテーテル看護を広めたい!!
と思い日本を離れて暮らしています。
カンボジアで初の脳血管内治療ができる施設がある!
今まで、泣き寝入りだった疾患が治る可能性がある!!
近隣国に行かなくても治療ができる!!!
そんな夢と希望を抱えて来ました。
でも、高いんですよ。
デバイスが・・・
お金がなくて治療ができない人もいるんですよ・・・
家族が駆け回ってお金を集めて治療をする人もいるんですよ・・・
でもお金がなくて治療が受けられない人も・・・
日本だったら
『脳梗塞の場合』
ERで急性期脳梗塞でした。
医師からIVrt-PAの説明と血栓回収術のIC(インフォームドコンセント)をします。
リスクや治療方法を説明するわけですよ。
家族が同意したらレッツゴー
医師からあのデバイスを開けて!
あ〜ちょっと血管蛇行してるからあのデバイス開けて!!
もう少し頑張りたいからあのデバイス開けて〜!!!
どんどん高いデバイスが使われている。
正直、私も日本にいる時は値段を気にしてデバイスチョイスをしていなかったし、医師に「これ開けたら金額はいくらです」なんて言ったことなかった。
しかし、カンボジア だったら。
『脳梗塞』
ERで脳梗塞を疑う。
医師から患者・家族へ採血やMR、CTなど行っていいか確認。金額の折り合いがつけばレッツゴー
IVrt-PAができる時間だ!
医師から患者・家族へ金額とリスクなどの説明。
ERでは返事待ち。この時間のECG音が耐えられない。何も出来ないもどかしさ。
家族が同意しましたレッツゴー!
でも、スゲー緊張する。この薬高いんです。ちゃんと家族にリスクと100%元に戻るなんて説明してないけど、高い治療をするから治るんだろ?的な眼差し。
スッゲー緊張するんです。
さらに血栓回収が適応です!
医師から患者・家族へ金額やリス・・・・・・・・・
家族が同意。
カテ室へ。
日本でやる血栓回収の数倍は緊張しますよ。。。
このやり取りの連続です。
最近では富裕層も増えて来て「お金はある!!!なんでもやってくれ!!!!」
的な人も増えて来ました。
それでも問題は山住み。
脳梗塞は時間が命。
時間が経ってからでは出来る治療も出来ない。
日本では救急隊への教育と指導が行き届いている地域も多く、連携して急性期脳卒中治療を行っているんです。
救急車はお金がかかる。
そもそも脳梗塞だと気づかない。
お金があっても、治療ができないことがあるんですよ。
これは悔しい。
だからINEとして現地スタッフに指導や教育も大切だけど、今は国民への啓蒙活動が必要なんだと強く実感しています。
これから脳卒中について、
こんな治療法がある!
少しでもカンボジア人がカンボジア国内で治療してよくなる事を夢見ています。
夕日を眺めビールを飲みながらw
では!